世界トップエリートのコミュ力の基本/ムーギー・キム
33の作者ルールに従い進行し、詳しく解説している。
読みやすい、わかりやすい文章でかかれているが、新しい発見があるかといわれると微妙。
ただ、この手の本は定期的に読むことにしている。
それは、自分が思うよりも確実に迅速に進行しているであろう社会性の欠如・脳老化を再認識する作業として有効だと思うから。
自分を振り返り、反省し、気を付けようという心構えを新たにさせてくれる。
その点でいえばこの本はきちんと役目を果たしてくれた。
ASDでありコミュ障の自分は、この本に書かれた『質問力』なるものを今後手に入れられるとは到底思わないけれど、社会の中にいる以上最低限の努力はしたい。
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本の内容としては、
第一部:文章・プレゼン・会話でのアウトプット術
第二部:必要な情報を引き出す質問力及び装飾されていない正確な情報を手に入れるインプット術
の二部構成でなり、
それぞれいくつかの『章』が割り当てられ、『絶対ルール』が入り『教訓』で締められている。
『章』には具体例としての『マトリクス』がのっていて、自分に当て嵌めやすくわかりやすい。
今まで何度も自問自答した『認知バイアス』に関する内容は最後の第五章にいた。
私にとって実用性の高い章で、ちょっとした罠も仕掛けられていて考えさせられた。
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ともすれば陥りがちな誤認識、固定観念、『間違った頑固者』にならないために、
【自分の信仰に合致しない情報は無意識に切り捨ててしまっているという、自分自身の弱さを忘れない】ようにしよう。(本文より抜粋)
罠はいたるところに張り巡らされているノダ!!