神本3選とめちゃん編順不同
☆☆☆とめちゃんの半世紀にわたる読書歴の中で、心にへばり付いた3冊☆☆☆
1冊目:小松左京『復活の日』
!!すごい!!としか言いようのない文章
彼の代表作の双璧をなす『日本沈没』もそうですが、昔とは思えない科学的な文章で淡々と続く物語
リアリティー半端なく、読んでる時何度も現実と同一化してしまい『ちがう、あれは物語の世界』と、何度も確認することになりました。
コロナが蔓延した数年前、南極は大丈夫とか大丈夫ではなかったとか、明らか『復活の日』。
違うよこれは物語
預言書やないんだよ!!
日本も沈没しないよ(多分・・・)
2冊目:江戸川乱歩『人間椅子』
本気で怖いです。
何気ない日常から、少しずつ迫ってくる恐怖が半端ないです。
何よりすごいのは何もないところです。
殺人も犯罪もお化けもスプラッタさえも
主人公ほぼ動きません。
物語読んでるだけです。
何もないのです。
短編なのですぐ読み終わりますが、ずーーーーっと後を引きます。
しばらく怖いです。
3冊目:シルヴァスタイン『ぼくを探しに』
かけらを探しながら、転がっていく『ぼく』の話
絵本なので1ページ進むごとに『ぼく』が歌ったりお話ししたりしています。
大人のための絵本です。
いつまでも大切に持ち続けたい心が、ここにある気がします。
続き『ビッグ・オーとの出会い』もあります。
本は 出会い。
これからもよろしく未来。