アホの壁/筒井康隆

様々なアホについての考察エッセイ
笑いを取らない、痛さ満開のアホをパターンごとに解説

題名は養老孟子氏のベストセラー『バカの壁』のパクリですね。
(余談ですが、『バカの壁』は読んでから20年以上たっているので、内容について全く覚えていませんキッパリ!!)
自分(筒井氏本人)の実例も交えて、ちょっとふざけながら章で進んでいきます。
大袈裟かな?という部分はあるけど、そのままそうなのかもしれないし、読みやすいように柔らかくしているだけで実はもっとひどいのかもしれない。
そこは知らないのでわからない。

キャッチコピーは『人間は、考えるアホである。』

自分にはあまり重ならなかったけど、それは自分が『アホではない』という訳ではなくて、単純に筒井氏の個体と持ってるものが違うというだけの事で、自分には自分なりの『アホ』があり、それを披露してしまった後の祭りは、自室で一人頭を抱えて丸まり、ごろんごろんとのたうちまわる、「ぷきゅー」とか「みぎゃー」とか声にならない雄叫びをあげながら。

そんな痛い『アホ』を、いろいろな事例と解説で埋め尽くしたこの本を手に取ってみるのもいいかもしれない。
自分の中の『アホ』を探す旅に出るのも一興かもしれない。

「ふんぎゃー」とか叫びながら。

 

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